2022年7月8日に安倍元総理が襲撃され、山上徹也(やまがみ てつや)容疑者が逮捕されていますが、前日に岡山県から心情を吐露した手紙が発送されていることが発覚しました。
その山上容疑者の手紙を送った宛先は、一体誰なのか調査したところ米本和弘(よねもと かずひろ)さんという名前であることが、特定されていたのです。
米本和弘さんは、反統一教会で脱会活動などを主張する本を出版されていた方だったのですが、中立の立場の方だったのです。
今回は、山上徹也容疑者の手紙全文内容と宛先である米本和弘さんについて紹介します。
山上容疑者の手紙宛先は誰?米本和弘の名前で特定!
山上徹也(やまがみ てつや)容疑者は、安倍元総理を襲撃する前日に岡山県から自分の心情や統一教会に対する恨みを手紙にのせて米本和弘(よねもと かずひろ)さんに送っていたのです。
山上徹也容疑者は、奈良県出身ですが、安倍元総理が岡山県で街頭演説をするという情報をもっていたということもあり、岡山県で手紙を送付していました。
写真②引用:テレ朝
URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/adfbdc3cbbca9797987e91275754737956bddaf7
切手の下に「OKAYAMA」と押印されていることがわかりました。
山上徹也の手紙全文内容「分裂には一挙に叩くのが難しい」
山上徹也容疑者が米本和弘さんに宛てた手紙の全文が公開されていました。
ご無沙汰しております。
「まだ足りない」として貴殿のブログに書き込んでどれくらい経つでしょうか。
私は「喉から手が出るほど銃が欲しい」と書きましたが、あの時からこれまで、銃の入手に費やして参りました。その様はまるで生活の全てを偽救世主のために投げ打つ統一教会員、方向は真逆でも、よく似たものでもありました。
引用:山上徹也容疑者手紙全文
私と統一教会の因縁は約30年前に遡ります。母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産・・
この経過と共に私の10代は過ぎ去りました。その間の経験は私の一生を歪ませ続けたと言って過言ではありません。
個人が自分の人格と人生を形作っていくその過程、私にとってそれは、親が子を、家族を、なんとも思わない故には吐ける嘘、止める術のない確信に満ちた愚行、故に終わることのない衝突、その先にある破壊。
世界中の金と女は本来全て自分のものだと疑わず、その現実化に手段も結果も問わない自称現人神。
私はそのような人間、それを現実に神と崇める集団、それが存在する社会、それらを「人類の恥」と書きましたが、今もそれは変わりません。
苦々しくは思っていましたが、安倍は本来の敵でないのです。あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません。
文一族を皆〇〇にしたくとも私にはそれが不可能な事はわかっています。分裂には一挙に叩くのが難しいと言う側面もあるのです。
現実に可能な範囲として韓鶴子本人、無理なら少なくとも文の血族の一人には〇〇でもらうつもりでしたが、鶴子やその娘が〇〇ば3男と7男が喜ぶのか、或いは統一教会が再び結集するのか、どちらにしても私の目的には沿わないのです。
安倍の〇〇もたらす政治的意味、結果、最早それを考える余裕は私にはありません。
山上徹也容疑者が手紙を送ったもの以外に、米本和弘さんのブログに山上徹也容疑者らしき人物が投稿している内容がありました。
統一教会の現実がもたらした心情を米本和弘さんに宛てたことが、周りに誰も相談したくてもいない現状だったのでしょう。
米本和広氏のブログに「まだ足りない」氏のコメントがありました。https://t.co/Li35uDGQkq 2件https://t.co/OzDz0IFrIO 2件https://t.co/6dxx4QgteK 3件
— 住田 朋久 😷 SUMIDA Tomohisa (@sumidatomohisa) July 17, 2022
3つ目の2020年12月には「我、一命を賭して全ての統一教会に関わる者の解放者とならん」とも書かれています。https://t.co/P5QhZ6HpWe pic.twitter.com/YX5j3o2idD
2020年12月15日につづられたブログですので、すでにこの時に統一教会に対して「復讐は己でやってこそ意味がある」と並々ならぬ思いがつづってあったのです。
手紙の宛先は米本和弘の名前で特定!

山上徹也容疑者の手紙の宛先は米本和弘氏
引用:テレ朝
URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/adfbdc3cbbca9797987e91275754737956bddaf7
写真①引用:テレ朝
URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/adfbdc3cbbca9797987e91275754737956bddaf7
岡山県から発送された手紙は、島年県在住の米本和弘(よねもと かずひろ)さんに届けられていたのです。
テレビ各局では、山上徹也容疑者が手紙を宛てた先のことについて名前をふせていたのですが、テレ朝では、名前を公表していました。
↓統一教会とズブズブの関係と噂は本当!?↓
「【画像】井上義行(よしゆき)の家族構成は?美人妻と子供3人の年齢も!」
山上容疑者の手紙宛先の米本和弘は反統一教会で脱会活動者!
山上徹也容疑者が手紙を送った宛先の米本和弘さんの顔画像がありました。プロフィールや経歴について紹介します。
米本和弘プロフィールや経歴

引用:カルト新聞
米本和弘プロフィール・経歴
生年月日:1950年
年齢:71歳~72歳
出身地:島根県
出身大学:横浜市立大学
職歴:繊研新聞記者のあとフリーのルポライター
これまでヤマギシ会やライフスペース、幸福の科学などの宗教に関して書籍を出しており、裁判にまで発展していました。裁判では、米本和弘さんが勝訴されている方だったのです。
そんな米本和弘さんは、旧統一教会について取材しており、これまで脱退活動や拉致に関して独自の目線から取材をされている方です。
私は、「カルト」「反カルト」、あるいは「統一教会」「反統一教会」のいずれの側に与するものでもなく、どんな人間や組織であれ、社会的に批判されるべき問題点があれば、それを記事にすべきだと考えてきた。立場を問われれば「是是非非」というしかない。
引用:書かれざる「宗教監禁」の恐怖と悲劇
URL:http://www5.plala.or.jp/hamahn-k/gendai.htm
山上徹也容疑者が手紙を送ったのは、カルトを追い続けているがゆえに自分の苦しみをわかってくれる方と思ってしまったのでしょうか。
↓統一教会とズブズブ議員だけでなく、やらかして辞職する議員も!?↓
「ガーシーどうなる!議員辞職の可能性100%ある?過去に辞職者がいた」
山上容疑者の手紙宛先にSNSの反応
山上徹也容疑者が送付した手紙の内容をみたSNSの反応は、「辛すぎる」「幸せになりたかったろうに」と山上徹也容疑者の家庭環境が公表されていく中で不幸になったことが出ているのでしょう。
TVで山上容疑者の手紙のことやってる。いろいろ辛すぎる。幸せになりたかったろうに。
— anemone (@tsurara_yrk) July 18, 2022
統一教会に献金していった結果、歪んだ人生になってしまった山上徹也容疑者の生い立ちや家族のことを思うと、SNSではかわいそうという意見が多くあったのです。
山上容疑者の手紙、読むだけで頭の良い人が書いたというのが伝わってくる。
— く牛ううう (@usi_930) July 18, 2022
「己の正義に陶酔したテロリスト」ではなく、
どれだけ努力や苦労をしても「人並みの環境と人生」を諦めざるを得なかった人間の絶望感がこれでもかと滲み出ていて胸を抉られる。
まとめ
今回は、山上徹也容疑者が岡山県から手紙を出していた宛先は、島根県在住の米本和弘さんということが判明しました。
米本和弘さんはプロフィールや経歴をみると、統一教会について取材を多くされていて、2020年には山上徹也容疑者らしき人物とブログで意見をもらっていた経緯もあったのです。
山上徹也容疑者が唯一心を許した人物が米本和弘さんだった可能性もありますね。
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